新築一戸建てはオーダーカーテンが良い?費用相場と選び方

  • 新築のカーテンはオーダーカーテン?既製カーテン?

    新築物件の場合、部屋の雰囲気にあったピッタリサイズのオーダーカーテンにする人もいれば、予算を考えて既製カーテンにする人もいます。どちらにしようか迷っている人は、まずはオーダーカーテンと既製カーテンの違いを理解し比較して、マイホームや自分に合ったカーテンを適切に選んでみましょう。


    オーダーカーテンは、窓のサイズに合わせて1cm単位の大きさで注文できるカーテンです。一方の既製カーテンは、一般的な窓の大きさに合わせて数種類のサイズが用意されているカーテンとなっています。

    賃貸マンション・アパートなどの場合は、既製カーテンで問題ないことが多いです。しかし、新築一戸建てや分譲マンションなどでは、特殊な窓のサイズになっていることがあり、既製カーテンでは長さや幅が合わないこともあります。特にこだわりの新築一戸建ての場合、リビングを開放的にするために大きな窓にしたことで、既製カーテンではサイズがまったく合わない、ということが良く起こります。

    カーテンは部屋の面積の割合が大きいため、長さや幅が足りない既製カーテンを無理やり使うと、せっかくこだわってインテリアを揃えても部屋の印象が悪くなってしまいます。その点、オーダーカーテンなら、一般的な窓から特殊な窓のサイズまでピッタリにできます。また、生地の素材や機能も選ぶことができるので、すべての部屋で同じカーテンの生地にすることも、部屋に合わせてまったく異なるカーテンにすることもできるのです。

    ちなみに、カーテンを決める際に、寝室は遮光性が高いもの、リビングはUVカットや遮熱性の高いものがいいなど、部屋によってあると良い機能性が異なります。近年、既製カーテンであっても機能性に優れたものが販売されており、特にネット通販ではオーダーカーテンに負けず劣らず種類が豊富です。しかし、オーダーカーテンと比較すると、対応できる「サイズ」に限りがあるため、どうしても選択肢が狭くなってしまいます。

    そのため、賃貸物件への引越しの場合は、既製カーテンで十分に対応できますが、新築一戸建てや分譲マンションの場合には、ぴったりサイズで機能性にもこだわることができるオーダーカーテンを選ぶと失敗は少ないでしょう。

  • オーダーカーテンにした場合の費用相場は?

    オーダーカーテンにした場合の費用は、カーテンが必要な枚数や大きさ、選んだ生地などによって大きく異なってしまいます。

    例えば、3LDKで部屋それぞれに1組ずつカーテンを取り付けた場合、既存カーテンだと8,000~28,000円です。 オーダーカーテンとなると、費用は倍以上となり40,000~400,000円程度かかります。オーダーカーテンを作ると、高額出費を覚悟しなければなりません。

    すべての部屋に新しいカーテンを付けるとなると、既製カーテンでもオーダーカーテンでも、かなりの出費が予想されます。 一般的な窓のサイズ(幅200cm/高さ200cm前後)で既製カーテンとオーダーカーテンの価格を比較してみると、既製カーテンは2,000~7,000円程度、オーダーカーテンは10,000~100,000円程度です。

  • オーダーカーテンが高額になってしまう理由は?

    新築の場合には、カーテンだけでなくカーテンレールや設置費用などにもお金がかかります。自分達で取り付けを行えば工事費用は無料ですが、専門業者に依頼すると取り付け費用だけでなく出張費もかかるため、高額になってしまいます。新築のオーダーカーテンが高額になるのは、カーテンそのものの価格だけでなくカーテンレール代や設置費用もかかるのも理由のひとつです。

    また、オーダーカーテンは、こだわればこだわるほど高額になりやすいものです。マイホームという数百万~数千万円という大きな金額を見ているうちに、知らず知らずのうちに金銭感覚が鈍っていき、数十万円であれば小さな金額と思ってしまう人もいます。後で後悔しないためにも、最初の段階でしっかりカーテンの予算を決めてから、ハウスメーカーや専門業者に相談しましょう。

  • 家の新築でオーダーカーテンを購入する方法は?

    理想のカーテンを購入する方法として、主に「ハウスメーカーや工務店」、「カーテン専門店」での購入の2通りがあります。


    新築一戸建ての場合、フルオーダーカーテンを購入する方法としてスムーズなのが、ハウスメーカーや工務店に依頼する方法です。家を建てる際の工事の中で、カーテンレールの取り付けを行い、採寸をしてオーダーすることでピッタリサイズのカーテンができます。

    オーダーカーテンを注文する際に注意しなければならない点は、「採寸」です。カーテンレールの取り付けと同時進行であれば、間違える心配はありません。また、プロが床や壁紙に合ったカーテンを提案してくれることもあり、カーテンと部屋の雰囲気を合わせることができます。オーダーカーテンで心配される納期に関しても、業者間のやり取りができるためカーテンが遅れることもほとんどありません。

    ただし、デメリットとしてプロの力を借りるため費用がかかってしまう点が挙げられます。カーテン本体の値段に加えて、採寸・取り付け・出張費などの人件費も上乗せされるため、予算オーバーになってしまうこともあるのです。特に、高所の窓にカーテンを付ける場合には、更に費用は上乗せになることも念頭に置いておきましょう。


    カーテン専門店で購入すると、ハウスメーカーや工務店で購入するよりも費用を抑えることができます。カーテンの生地や機能を自分の好みに合わせて選ぶことができ、ピッタリサイズのカーテンを作れるという点は、ハウスメーカーや工務店に依頼した場合とカーテン専門店も同じです。

    ただし、カーテンを採寸するためには、カーテンレールは必須です。賃貸住宅の多くは、カーテンレールが設置されていますが、新築住宅の場合カーテンレールが設置されていない可能性があります。その際には、カーテンレールは自分で設置しなければならないのか、オプションを追加することで設置してもらえるのかを等をハウスメーカーや工務店に事前に確認しましょう。

    また、カーテン専門店で購入する場合は、自分で採寸する方法が一般的です。サイズを間違えてしまうと長すぎる・短すぎるなどせっかくのオーダーカーテンが台無しになる可能性があります。採寸ミスの場合は、返品交換や返金は基本的にできませんので注意してください。専門店によっては、プロが採寸してくれる場合もあります。自分で採寸するのが難しい人であれば、オプションやサービスを利用してぴったりのカーテンをオーダーしてください。

    カーテン専門店でオーダーカーテンを注文する、納品まで1~3週間程度の時間がかかります。引越し当日までに納品が間に合わないとカーテンがない生活をすることになってしまうので、ゆとりをもって注文しましょう。

  • 新築時のオーダーカーテンを選ぶコツ

    カーテンの種類は豊富にあるため、特にオーダーカーテンを選ぶ場合には、生地だけでなく機能性などから必要なものを選択しなければなりません。あまりに種類が多いため、どうしたらよいのか困ってしまう人は少なくないため、ここでは新築時のオーダーカーテンを選ぶコツを紹介します。


    オーダーカーテンを選ぶ時には、インテリアに合わせると部屋に統一感が生まれます。新築の何もない部屋だけでカーテンを選ぶのは難しいので、テーマカラーを決めると選びやすくなります。また、既にあるインテリアに合わせて同系色でまとめる、逆にカーテンを差し色として使うなど、インテリアを中心に考えてみるのも良いでしょう。


    部屋の基本となるのは、大部分を占めている床と壁紙です。カーテン選びでも床と壁紙の色は重要な要素のひとつです。
    例えば、部屋全体を統一感のある落ち着いた部屋にしたい場合は、床と壁紙の色とカーテンを同系色にすることをおすすめします。また、同系色にすることで、天井が高く見えて部屋を広くみせられるという効果も得られます。


    カーテン選びをする際に色や柄を重視する人は多いのですが、合わせて素材を基準に選ぶこともできます。
    カーテンの素材には「天然繊維」と「化学繊維」の2種類あります。天然繊維は、綿(コットン)麻(リネン)毛(ウール)などがあり、静電気の発生が少なくて、汚れにくいというメリットがあります。

    一方、化学繊維は、ポリエステルなどの合成繊維、レーヨンなどの再生繊維、パルプの繊維素を原料とする半合成繊維などがあります。UVカットや撥水、花粉キャッチなどの特殊な加工が可能です。また価格もリーズナブルで洗濯による型崩れや縮むことが少ないためお手入れが簡単となっています。シンプルなデザインにしたい場合は天然素材のカーテン、機能性を重視する人には化学繊維のカーテンがおすすめです。


    部屋の用途によって、カーテンを選ぶ基準も変わってきます。部屋の用途に合わせて選ぶことで、快適に過ごすことができます。

    • リビング


      家族が集まったり友人を招いたりするリビングは、家の中心となる部屋です。陽当たりのよい場所に位置しているのであればUVカット機能を付けたり、万が一のことを考えて防火機能を付けたりするのも良いでしょう。また、リビングをくつろげる空間にするために、部屋を広くみせるナチュラルな色合いにしたり、床や壁紙と同系色にしたりすることをおすすめします。

    • 子ども部屋


      子ども部屋のカーテンは、子どもの年齢や性別に合わせて選びましょう。子どもがまだ小さいうちはポップで楽しい雰囲気の柄や明るい色合いで、UVカットと遮光機能のあるカーテンが良いでしょう。ある程度年齢が上の子ども部屋は、集中力を高める色合いのカーテンにすると落ち着いて勉強することができます。思春期に入っている子どもの場合は、可能な限り本人の意見を尊重してください。また、子どもの声は通るので、防音機能を付けるのもおすすめです。

    • 寝室


      良質な眠りになるよう遮光性が高くダークな色合いのカーテンがおすすめです。赤や紫などの色よりも、紺やダークグリーンなどの色を選ぶと落ち着いて眠れるようになります。もし、真っ暗だと朝寝過ごしてしまうのではと不安な人は、あえて遮光機能のレベルを落として、ほどよく朝日が入るカーテンにするのもおすすめです。

  • カーテンの費用を抑える方法

    新築の家の場合、将来を見越して部屋を多めに用意しているという人も多いでしょう。今すぐに使わない部屋のカーテンは、現在使っているものを付けたり、既製カーテンを購入することで費用を抑えることができます。また、オーダーカーテンでピッタリサイズのものを作った場合に、あえて遮光やUVカット機能がないものを選んだり、レースのカーテンのみにしたりするなどで、費用を抑えることも可能です。

  • オーダーカーテンで彩りのある新生活を

    オーダーカーテンにすることで、こだわりの部屋を演出できます。既製カーテンに比べて費用は高くになってしまう部分もありますが、長く使うことを考えれば妥協することなく好みに合ったものを選びたいものです。部屋の印象を決めるカーテンを、自分好みにオーダーして、新生活を気持ちよくスタートしましょう。実際に手にとってこだわりのカーテンを見つけたい人は、ぜひ店頭へ足を運んでみてください。

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