カーテンとラグマットの統一感

  • カーテンとラグマットを選ぶ準備

    カーテンとラグマットは、部屋全体の雰囲気にとても大きな影響を与えるため、部屋の印象を決めてしまうといっても過言ではないでしょう。もしカーテンとラグマットをちぐはぐな組み合わせで選んでしまったら、部屋全体の雰囲気もちぐはぐになってしまうでしょう。 そうならないためには、まず部屋全体のコンセプトを明確にしておく必要があります。雑誌やショールームを見て、イメージを固めておくのも良いですし、アジアン風、カントリー風、ロココ調、モノトーン、アメリカン、ヨーロピアン、姫風など傾向だけでも考えておくと良いでしょう。 コンセプトを考えるのが難しい場合でも、今ある家具や、照明器具などを含めて、部屋全体をどんな風にしたいのか考えることで、カーテンとラグマットを選びやすくなります。そして、カーテンとラグマットが決まれば、おのずと新たに購入予定の家具も決まり、部屋の雰囲気がまとまります。

  • カーテンとラグマットの色の統一感を考える

    大きな面積を占めるカーテンとラグマットの組み合わせに統一感があれば、それだけで部屋の雰囲気が引き締まります。統一感のある組み合わせは、色の調和という観点から考えると分かりやすいでしょう。 カーテンとラグマットは、同系の配色で選ぶのが一般的です。例えば、ベージュのカーテンと茶色のラグマットなど、濃淡の異なる同系色を組み合わせることで、落ち着いた雰囲気になります。同じ色でまとめて一方が柄物、もう一方が無地という変化をつける方法もあります。 また、あえてカーテンとラグマットを対比配色のものにする選び方もあります。コンセプトさえしっかり決まっていれば、対比する2つの色が逆に統一感を与え、インパクトのある個性的な部屋を演出します。 このようにカーテンとラグマットの統一感を持たせるためには、両者の色の組み合わせが非常に大きなポイントになることが分かります。

  • 部屋の配色やトーンを知っておく

    それでは、カーテンとラグマットの配色を考える時、どの色を基本にして考えればよいのでしょうか。それは部屋全体を一番大きく占める色、いわゆるベースカラーや基調色と呼ばれるものを基本とすれば良いのです。部屋全体を見渡してみてください。ベースカラーはどのような色でしょうか。ベースカラーは壁や床、天井など部屋の大部分を占める色で、ホワイトやブラウン系が一般的です。部屋の雰囲気に影響を与えている色というよりは、その名の通りベースとなる色合いと考えてください。 そして、ベースカラーに次いで大きな面積を占めるのがメインカラーです。カーテンやラグマットなどの比較的大きな家具の色がメインカラーになるため、部屋の雰囲気を左右するのはメインカラーといっても過言ではありません。 最後に、部屋の風合いを引き締める効果として、アクセントカラーがあります。クッションや置物、小物の色などが挙げられです。

    部屋を構成する色 当てはまるもの
    ベースカラー 壁・床・天井など
    メインカラー カーテン・ラグマット・家具など
    アクセントカラー クッション・置物・小物など

  • インテリアの黄金配色

    先の項目で、ベースカラー、メインカラー、アクセントカラーという部屋を構成する3つの色を紹介しました。実はこれら3つのカラーをある一定の割合にすると、メリハリのある洗練された空間になることが知られています。その割合は下記の通りで、これをインテリアの黄金配色と言います。

    • ベースカラー:70%
    • メインカラー:25%
    • アクセントカラー:5%


    先ほどの表にこの割合を加えると、次の表のようになります。この割合を参考にしながら、メインカラーとなるカーテンとラグマットの色を選んでいくことで、統一感のある部屋作りをしやすくなります。
    部屋を構成する色 当てはまるもの 割合
    ベースカラー 壁・床・天井など 70%
    メインカラー カーテン・ラグマット・家具など 25%
    アクセントカラー クッション・置物・小物など 5%

  • カーテンとラグマットの組み合わせのポイント

    メインカラーでも特に大きな割合を占めるカーテンとラグマット。この2つの組み合わせで部屋の印象は大きく左右されます。それだけに慎重になってしまうところですが、色の組み合わせにもポイントがあるので、ポイントを押さえることでまとまりある色使いにできるでしょう。基本的なカーテンとラグマットの色の組み合わせは次の3つです。

    • 類似色を組み合わせる
    • 反対色を組み合わせる
    • 無彩色と有彩色を組み合わせる



    全体的にまとまった感じにしたい…。どの色で組み合わせたらいいか分からない…。そんな時には類似色のカーテンとラグマットでまとめましょう。類似色とは色相環(※)で隣り合う色のことです。 類似色でコーディネートすることでまとまりある色空間を演出することができます。また、組み合わせで失敗することもないでしょう。特に柄物と柄物を掛け合わせる場合には、類似色であればまとまりやすく、部屋をすっきりと見せることができます。

    ※虹色の「赤→橙→黄→緑→青→藍→紫」に赤紫を加えて、円環状に並べたものです。



    少し上級者向けになりますが、個性的な雰囲気を出したい、メリハリのあるはっきりした印象にしたい方は反対色を使ってみましょう。反対色とは色相環で真向かいに位置する色のことです。反対色同士は補色ともいい、お互いに色を引き立てる関係のため、色同士が上手に馴染むのです。



    モダンな印象の部屋にしたい場合、無彩色と有彩色を使ったアレンジをしてみましょう。 無彩色は白・黒・グレーのように色味のない色のことを言い、有彩色とは赤・青・黄のように色味のある色のことを言います。 無彩色だけを使ったコーディネート(モノトーン)も素敵ですが、雰囲気がシックすぎる感じのする方には有彩色を入れる組み合わせがおすすめです。有彩色の色味が加わり、モダンで明るい印象になることでしょう。

    ここまでご紹介したカーテンとラグマットの配色の方法を参考にすれば、ご自身のお好みの雰囲気を作り出すことができるでしょう。カーテンやラグマットをどうコーディネートするかを考えるのは楽しいものです。 しかし、それでもコーディネートに迷ってしまうといった方はぜひ当店にご相談ください。当店ではカーテンのオーダーだけではなく、部屋全体のインテリアコーディネートまでトータルにアドバイスをさせていただいております。あなたが理想とする部屋作りのお手伝いをいたします。

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