オーダーカーテンの相場はどのくらい?既製カーテンとの違いとは?

  • オーダーカーテンの相場は?

    オーダーカーテンは金額が高いというイメージをお持ちではないですか?その先入観から、オーダーカーテンを検討したことはなく、ご自宅のカーテンのサイズにあった金額を調べたことがある方は少ないかもしれません。ここでは、家の建坪数に合わせて算出する方法をご紹介します。
    まずは、オーダーカーテンにかかる一般的な金額は以下の通りです。


    • 一戸建ての場合


      カーテンレールが付いている場合
      10,000円~/坪(居室全ての窓に設置)
      カーテンレールが付いていない場合
      15,000円~/坪(居室全ての窓に設置)


    • マンションの場合


      賃貸マンションの場合、ほとんどがレール付きであると想定
      5,000円~/坪(居室全ての窓に設置)


    オーダーカーテンは、カーテンの色、サイズなどお好みに合わせてオーダーし仕立て上げることができます。お使いになる部屋や窓の大きさ、生地や仕様によっても金額は変割ってきますので、上記の相場はあくまで目安の金額としてご参考ください。
    具体的な方法は、まずはご自宅の大きさからオーダーカーテンの予算を算出するところから始めましょう。

    例:二階建ての一戸建ての場合
    1階リビング(16.7畳)、和室(5.4畳)玄関、風呂、トイレ、洗面所
    2階洋室(5.8畳)×2部屋、主寝室(6.3畳)、クローゼット、階段、ホール、吹き抜け
    建坪31坪でカーテンレールがない場合:465,000円

  • なぜオーダーカーテンは既製品より高いのか?

    では、なぜオーダーカーテンは、既製品のカーテンよりも高くなるのでしょうか。その一番の理由は、イメージに合わせてひとつひとつ素材や柄を選び、ピッタリのサイズで作成するためです。

    オーダーカーテンは、1センチ単位で縦や幅の長さを調整することができ、好きな色、模様、生地、フックの付け方、ヒダを増やすなどの細かな仕様、自分好みにオーダーすることができ、それらは1点1点丁寧に仕立てられます。
    日当たりの良いリビングには、明るい色味の窓の外に見える庭とも良く合い、美術館で絵画を見ているような気分にさせてくれるものにしたい。また、ぐっすりと眠れる寝室を演出するために、寝具に合わせた落ち着いた色、しっかりと厚みのある生地、ヒダは2倍ヒダで、ホテルのような高級感のある雰囲気にしたいなど、その窓や利用する部屋、シーンに合わせて、世界で1つしかない自分だけのオリジナルカーテンを作ることができるのです。

    一方、既製カーテンの多くは、一定の規格で作られた大量生産品で、生産国はアジア圏内など人件費が安くすむところで作られています。インテリアショップやホームセンターなどでいつでも購入できるという利便性はありますが、サイズやかたちのバリエーションが決まっていることや、ありふれたデザインのため、どこか見覚えのあるデザインのカーテンというように既視感を与えることもあるかもしれません。
    インテリアに合ったオリジナリティ溢れるオーダーカーテンは既製カーテンと大きく差別化できる分、どうしても価格に反映されます。

  • 生地の品質も価格を左右する大きな要素

    次に、生地品質の違いについてご説明します。
    既製カーテンは、形状記憶などの加工が付いていないもの、生地に柄を印刷したプリント生地のものが多くみられます。これに対してオーダーカーテンは、標準で形状記憶が付いているものが多く、付いていない場合でもオプションで選択できるものが大半です。特に遮光カーテンなど張りのある生地の場合、ドレープをいかにキープできるかで見た目の美しさが大きく変わってきます。

    生地のツヤ、色味などを見てもその差は歴然です。オーダーカーテンの生地は使用する糸の量が多く、しっかりと織り込まれたものが基本であるため、高級感のある上質な生地ということが一目で分かるだけでなく、触り心地もなめらかで、耐久性にも優れています。また、柄のバリエーションも豊富にあり、ブランドごとにそのデザインコンセプトは明確で、シンプルな柄から芸術性溢れる柄まで、その種類は実に多彩です。ブランドによってこだわりのポイントが異なるため、選ぶ生地によって価格も変わってきます。

  • 縫製の違いも明確に存在

    縫製に関してもオーダーカーテンと既製カーテンでは大きな違いがあります。分かりやすいところでは、まず柄合わせの有無です。柄合わせは無地であれば特に気になりませんが、柄物になるとカーテン全体の柄の配置を考慮して縫製しないと見栄えが悪くなってしまいます。例えばストライプ柄であれば、それぞれのヒダ山の部分に規則的に柄が入るようにできるか否かでその印象はガラリと変わります。

    オーダーカーテンはヒダ山の種類も選べます。既製品は窓幅に対して1.5倍の生地を使用する「1.5倍ヒダ」がほとんどですが、「2倍ヒダ」や「フラット」も好みに応じて選択可能です。その他、オーダーカーテンは裾にウェイトを入れ、裾幅もたっぷり取ることで形をきれいに保ち、尚且つ広がりを抑えすっきり見せる工夫や、芯地幅を広くしヒダ山を安定させるなど随所に既成品との違いが見られます。
    これらは大量生産するのは不可能で、全て職人の手によって仕上げられます。

    このように生地から縫製まで様々なこだわりが詰まった世界に一つだけのオーダーカーテンですので、割高になることは避けられません。しかし、バリエーション豊かな素材、多彩なデザインが揃っているオーダーカーテンであれば、既製品にはないデザインの美しさ、斬新な色柄と安心の縫製で、既成カーテンでは馴染まなかったお部屋のインテリアとも合わせることができます。

  • 商流もオーダーならでは

    少し専門的なお話になりますが、オーダーカーテンは仕入れる環境にも違いがあります。カーテンは通常、メーカーが生産を行いますが、その前後の流れは分業で成り立っています。いわゆる「川上」部分には生地の生産メーカーがあり、カーテンメーカーが生地を仕入れます。そしオーダー通りにカーテンを仕上げた後、「川下」である代理店・小売店経由で顧客へ納品されます。生地の生産から販売に至るまで、複数の企業や流通を通るため、その分のコストがかかってくることも費用が高くなる理由の一つです。
    オーダーメイドというのは、その名前のとおり、世界で一つ、その人オリジナルのものを作るということです。一人ひとりに合わせたカスタマイズを行うことで、様々な「特別」が発生します。その積み重ねが既製カーテンとの価格や品質の違いになっています。
    ここまで、オーダーカーテンが既製品よりも高くなる理由をご紹介してきましたが、オーダーカーテンの魅力について、メリットや豊富なデザイン、優れた機能、購入タイミングなどを以下記事でもご紹介していますので、カーテン選びの参考にしてください。

    オーダーカーテンのメリットや魅力とは?

  • オーダーカーテンがほしい!少しでも費用を安くするコツ

    オーダーカーテンの魅力やメリットを理解した上で、オーダーカーテンを作りたいとお考えの方に、オーダーカーテンの費用を少しでも安く抑える方法をご紹介します。

    まず、カーテンを正しく選ぶために、どの部屋にあるどの窓に設置するカーテンが欲しいのか、設置するお部屋で演出したい雰囲気など、お部屋のイメージをしっかりと考えておくことが重要です。
    お部屋をどのようなイメージにするかによって、そちらに合わせたカーテンの色やデザイン、素材を見出しやすくなります。それと同時に、お部屋の環境を考えることも大切です。

    光の調整、室内の保温、防音効果など、カーテンの役割や機能に合わせた最適な生地を選ぶことが、失敗しないカーテン選びにつながります。
    ご自宅すべての窓に、それぞれのイメージに合わせたオーダーカーテンを設置するのも素敵ですが、その分費用もかかります。全てを採用できれば良いですが、予算のことを考えると難しい場合もあるかもしれません。そこで、少しでも費用を抑えたいとお考えでしたら、こだわりのある部屋のみにオーダーカーテンを採用し、既製品をうまく活用することを検討してみてはいかがでしょうか。

    日常生活で長い時間を過ごすリビングや、落ちついて休むための寝室、既製品ではサイズが合わない窓だけを、オーダーカーテンにすることが解決策の一つです。成長の過程で好みが変わる子供部屋や、季節ごとに気軽に取り替えたい小窓などは、既製カーテンを選ぶのがおすすめです。また、レースカーテンだけ既製品にするなども費用の節約になります。

    また、オーダーカーテンの費用の差は、生地の使用量によっても異なってきます。カーテンのヒダを2倍ヒダから1.5倍ヒダにすれば、使用する生地の量が減らせ、費用を抑えることが可能です。 メーカーによっても価格差があるため、予算と照らし合わせ様々なメーカーの生地から探すことも費用を抑えるポイントです。本当に多くの色柄がありますので、気に入った生地をいくつも見つけることができるでしょう。豊富な選択肢が費用のギャップを埋めてくれるはずです。

    オーダーカーテンの費用を抑えるポイントをご紹介しましたが、なんとか安く済ませようとして、インターネットやインテリア雑誌等で調べて選んでしまうと、逆に高くつくというケースもあります。オーダーカーテンは、正しい知識、プロの適切なアドバイスを参考にご検討ください。しっかりと見て聞いて吟味することが失敗しないオーダーカーテン選びの近道になります。折角オーダーカーテンを仕立てるのであれば、ぜひこだわって作成をし、お気に入りの一枚を仕立てましょう。

  • オーダーカーテンならサンクリドーへ

    既製品と比べて費用がかかるオーダーカーテンは、プロのアドバイスを参考にご予算に合うものをしっかりと選びたいものです。サンクリドーは、カーテンのプロがカーテンの正しい選び方を直接アドバイスいたします。
    また、サンクリドーは、小物・雑貨、家具、照明、シャンデリア、輸入壁紙などのインテリアとコーディネートをトータルで考え、居心地良いお部屋作りをお手伝いいたします。お客様それぞれに合わせた最適なご提案をするため、日本でもトップクラスの品揃えを誇るショールームをご用意しております。
    海外ブランドを中心にオーダーカーテンの縫製サンプルを見ることができますので、まだ具体的なイメージが沸いていない、実物を見ながらアイデアを考えたいといった場合にもご活用いただけます。
    オーダーカーテンをお考えでしたら、まずはカーテン選びのプロにご相談ください。ご自宅で過ごす快適な空間を演出するための重要な役割を担うカーテン選びをサポートします。

    来店予約・お問い合わせ
    サンクリドーでは、過去の施工例を、お部屋のタイプ、ブランド、色、スタイル、素材ごとに紹介しています。
    パネルカーテンは、1台のレールに好きな色や柄を組み合わせて、自分だけのオリジナルのスタイルを楽しむ事ができます。また、生地によっていろんな表情を魅せてくれますので、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
    施工例をご覧いただいて、どのようなお部屋に仕上げたいかさらにイメージを広げていただき、アイデアの具体化やご自身の理想像を見つける際にお役立てください。
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