カーテンに使われる素材にはどんな種類や特徴があるの?

  • カーテン選びの決め手は「素材」

    カーテンは、室内空間に欠かせないインテリアのひとつです。カーテンには室内の光の調節(遮光)、防音、保温など、役割は多岐に渡りますが、カーテンの機能性を左右する重要な要素が「素材」です。カーテンを選ぶときにデザインや色だけでなく、素材にこだわることが実は非常に重要です。では、どのような素材のカーテンがあるのでしょうか。

  • カーテン素材の主な種類


    カーテンの素材は様々ありますが、オススメは天然素材です。 近年、屋内の化学物質や化学繊維が大きな問題になっていますが、 100%天然素材のカーテンは、静電気がおこりにくく、ホコリも吸着しにくいため、健康的、衛生的に部屋を保つことができます。



    麻とは、衣類に使われる素材そのものだと思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、実は植物に含まれる繊維の「総称」のことで、20種類近くもあります。原料となる植物によって性質も変わってきますが、私たちの身近にある麻の一つに「リネン」があります。

    • リネン


      リネンは、日本で衣料や家庭用の繊維として多く用いられています。リネンは肌着に用いられるほど柔らかく体に優しい繊維で、北部ヨーロッパなど高緯度の涼しい地方で獲れる一年草を原料としています。リネンは、雨が多くジメジメした梅雨におすすめの素材で、衣類やカーテンにも使われています。当店で扱っているいわゆる「麻」の製品は、リネンになりますが、見た目も軽やかで涼し気な素材ですが、視覚的な効果だけでなく、たくさんのメリットがあります。
    • リネンのメリットとは?


      リネンは約1万年前から使われていて、人類最古の繊維と言われています。人の皮膚のように呼吸する素材で、繊維の中に空気を含み、暑い季節には湿気を吸収しながら熱を逃がしてくれます。一方、寒い季節には天然サーモスタットの役目を果たし、熱を保つ働きがあります。実はリネンはオールシーズンに適した繊維なのです。

      また、アトピーや肌のトラブルに最適な繊維とも言われており、これはリネンが自然のPHバランスをもっていること、通気性がよいこと、抗菌性が高いことなどが理由となります。さらに、防虫性にも優れています。まさに梅雨から夏にかけての素材として最適です。 もちろんリネンは天然素材、植物性の繊維なので、生分解性にも優れていて、土に還ることができる、人にも地球にも優しい素材です。

      リネンの原料である亜麻から作られる亜麻仁油、フラックスシードオイルは、 昨今、健康に良い食品として人気があります。強度もあるので、リネンは長年使うほどに味がでてくるのも魅力です。イタリアやフランスではリネン製品が嫁入り道具として用意され、日本の着物のように母から娘へ、娘から孫へと世代を超えて使われているそうです。 単なる生活消耗品ではないので「値がはっても長く使える良いものを」 といったこだわりや価値観、伝統文化が強く根付いています。

      当店でお取り扱いしている「SOCIETY」というイタリアブランドのリネンのカーテンは 「良質なものを長く使いたい」「できるだけ体にも環境にもよい製品を使いたい」 とこだわりのある方々に大変喜ばれています。リネンのカーテンというと、色はベージュやアースカラーのみで、 デザインも選べる種類が少ないのでは?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。当店では色もデザインも様々なリネンのカーテンをご用意しています。 「これがリネン?!」というお客様から驚かれるようなカーテンもございますので、 お好みの一枚を見つけていただけると思います。




    シルクは美しい光沢と、軽くなめらかな肌触り、 発色のよさでヨーロッパでは定番の繊維です。シルクは蛾の幼虫の蚕 (カイコ)の繭から作られます。 繭は蚕 ( カイコ )を外的や自然から守るために作られる殻ですので、蚕が成虫になるために必要な条件を持つ素晴らしい素材です。保温性、吸湿性、放湿性などの機能性に大変優れており、紫外線を吸収して保温性、調湿機能も持っています。 シルクは人間の皮膚と同じタンパク質から構成されていて、第二の肌と言われているほどです。 真珠のように美しい光沢、軽くてなめらかな手触りで、肌ととても相性がいいのが特徴です。

    また、天然繊維なので化繊と違って静電気を起しにくいため、チリやホコリを寄せ付けません。アトピーや喘息などの防止と治療に効果があります。ほとんどの合成繊維は、約200度で燃えて有毒ガスを発生しますが、 シルクは、300~460度にならないと燃えない上に、 有毒ガスを発生しない環境にもやさしい素材です。

    メリットの多いシルクですが、デメリットもあります。 紫外線から守ってくれるという特徴がある反面、シルク自体が紫外線を吸収する為、長時間、直射日光に当たると変色してしまいます。 しかし裏地をつけていただければ日差しから保護できますのでご安心ください。裏だけでなく、開口部分の隙間の変色も気になる方は I型の布をつけてアクセントにするのもデザイン性がアップして素敵です。

    シルク独特のシワ、張り感は他では代えがたいゴージャスな雰囲気を醸し出します。 当店では輸入カーテンならではのダイナミックかつ繊細な 美しいシルクオンプリントのものなど様々な種類をご用意しています。

    その他にも、カーテン素材には次のようなものがあります。

    • 綿…ナチュラルな風合いとソフトな肌ざわりが特徴です。染色性にも優れているので、プリントカーテンにもよく使われています。
    • ウール…一般的に「羊毛」のことを指します。カーペットや厚地のカーテンにも使われます。保温性が高く汚れがつきにくいのが特徴です。
    • ポリエステル…石油・石炭・天然ガスなどを原料とした化学繊維。カーテンにもよく使われる素材で、耐久性に優れ丈夫で長持ちします。
    • レーヨン…木材パルプなどの原料をセルロース薬品で溶かして再生した化学繊維。光沢感のあるさらりとした肌ざわりが特徴です。

  • カーテン選びは機能チェックも大切


    カーテン選びは、つい素材やデザインにばかり目が行きがちですが、「機能性」をチェックすることも重要です。カーテンには、防音や保温などの様々な機能を備えていますが、中でも人気が高いのが「遮光性」。その理由の一つに、十分な睡眠がとりにくい現代社会の環境があります。

    都市部はほとんど24時間眠らずに稼働しており、夜勤のシフト勤務を前提とした職業も昔に比べて増えています。夜間の交代勤務としては、看護師や警察官、警備員などの職種があり、深夜営業のタクシーや飲食店、コンビニの営業もあります。

    また、昼夜を問わず働く職業の一つに客室乗務員がいますが、搭乗勤務の必須アイテムとして、必ず「洗濯バサミ」を持っていく人が多いそうです。それは、明るいうちに目的地に到着してすぐ睡眠をとらねばならない場合、 ホテルのカーテンを洗濯バサミで留めて日光が入らないようにするためだとか。 太陽光は人の脳を目覚めさせる働きがあるので、良く眠るためにはできるだけ光を遮断したほうが良いのは当然ですが、普通の生地のカーテンでは、どうしても光を完全に遮ることは難しいものです。



    明るいときでも理想的な睡眠環境を必要とする人に、まず試していただきたいのが、遮光カーテンです。 最近は一般の家庭でも寝室などに用いられている遮光カーテンは、 多重織りの厚手の生地や、黒の裏地張り、合成樹脂ラミネート、アルミコーティングなど様々なタイプがあります。遮光性能によって1~3等級に分類され、遮光1級ではほぼ100%の遮光率があり、人の顔が認識できないほどに暗くすることができます。

    遮光カーテンを選ぶときに注意すべきポイントは、カーテン本体の周りから光が漏れる「光漏れ」の問題です。カーテン自体に遮光機能があっても、カーテンのサイドや上下から差し込む光はかなりまぶしく感じられるものです。こうした失敗を防ぐには、オーダー時の採寸を正確に行う、 間取りや家具の配置を確認する、カーテンボックスを取り付ける、リターン金具を活用して窓サイドを塞ぐなどの対策があります。



    遮光機能をやむをえず優先すると、デザインが犠牲になるのが残念…という人がいますが、あきらめないでください!最近では、高い機能性を持ちながらも美しい色や質感の遮光カーテンのラインナップが、とても豊富に揃っています。高い品質を誇る国内外のブランドから自由に選べるのも、オーダーカーテンならではの強みです。大切な睡眠をサポートする最適な遮光カーテンを、ぜひじっくりと選んでみてはいかがでしょうか。

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