オーダーカーテンの選び方

  • オーダーカーテンって何?

    オーダーカーテンは、オーダー(注文)の名が示す通り、お客様の希望に合わせて作られるカーテンのことです。サイズや生地、装飾や縫製に至るまで、様々な指定を行うことが可能です。そのため、こんなカーテンが欲しい!こんな雰囲気の部屋を作りたい!という望みのままに、オリジナリティのあるカーテンを仕上げることができるのです。こだわりをぬいて作ったカーテンは、愛着深いものとなるでしょう。



    オーダーカーテンは、例えるならオーダーメイドの洋服のようなものです。既製品の服は予め定められた規格の中から、色やサイズで自分に合ったものを選びます。しかし、オーダーした服は自分の身体に合わせて作られるので、見た目にも美しく、丁寧に作られているため長きにわたって愛用することができます。同じように、オーダーカーテンも大切に扱えば10年以上も長持ちします。 自分が思い描いたオーダーカーテンなら毎日の生活が豊かになるでしょう。カーテンを開けていっぱいの朝陽を部屋に迎え入れる一日の始まり。レースのカーテンを透過した柔らかな日差しが差し込む日中。暗くなり部屋の明かりが漏れないようにカーテンを閉める夜。一日中生活に寄り添うものだからこそ、気に入った一枚をオーダーして心地よい空間を目指したいものですね。

  • オーダーカーテンを選ぶ準備

    お気に入りのカーテンを部屋にしつらえれば、部屋のアクセントになり、より個性的に部屋をアレンジすることができるでしょう。家具に合わせて同系色にするだけでは物足りない、という場合は、レース素材を用いたり小窓にブラインドを取り付けたりするだけでも印象が全く違ってくるはずです。オーダーカーテンは様々なアレンジ方法があるアイテムなのです。そして、それに比例するようにオーダーカーテンの選び方には奥深さがあります。

    近年では、オーダーカーテンも様々なスタイルが登場し、従来のカーテンの枠には収まらないものも数多く販売されています。つい好みのカラーや柄で決めてしまいがちですが、部屋の完成予想のイメージを前もって大まかに決めておくことが大切です。そうすることで、どの仕様のカーテンをどの窓に設置するかもおおよそ決めることができ、アイテムを絞り込んでいくことができます。また、柄や色合いについてはイメージが固まってから決めるようにすると、理想の空間に近づけることができるでしょう。



    カーテンはサイズがぴったりであることも大切です。カーテンをしつらえたい窓を予めきちんと採寸しておく必要があります。また、ただ採寸するだけでなく、家具の位置、ドアの開く向きなども考慮しなくてはいけません。

    ただ、きちんと採寸するといっても、自分で採寸するとなると心配ですよね。採寸はカーテンをオーダーする時の最重要ポイントです。採寸を誤ってしまうと部屋の雰囲気を壊してしまうだけではなく、日差しが漏れてしまうなど機能的な面でも問題が生じてきます。 採寸のポイントは、窓枠の外側の実寸、内側の実寸、カーペットの厚さが考慮されているか、窓周辺にカーテンに影響する家具があるか、などを考慮することです。また、カーテンを両開きにするか片開きにするかによって必要になる生地の長さは変わってきます。 しかし、自分では正確に測れたと思っていても、プロが現場を見なければ気付けないことがあるのも事実です。自分で採寸してインターネットで注文したら、思い描いていたものと違う大きさに出来上がってしまった…なんてことにしたくはありませんよね。そうならないためにも、採寸にはプロに立ち会ってもらい、現場で仕様を話し合って決めるのが良いでしょう。 さらには、時間による日当たりの具合や、周りの環境による騒音なども事前のチェックが重要です。念のため、図面を持って来店されるのも良いでしょう。



    オーダーカーテンの魅力はインテリアとしてだけではなく、機能性も優れているという点も挙げられます。気に入ったデザインや柄、色も大事ですが、機能に関してもよく考え、より部屋にマッチした1枚にしましょう。 大きさは同じ窓でも、立地や周辺環境によって、「道路に面していてうるさい」とか、「西日がすごくて床が焼けるのが心配」「北向きで冬寒そう」など色々な悩みがあるかもしれません。それぞれの環境に合わせて、防音カーテンや遮光カーテン、UVカットカーテンなど多種多様な生地があります。例えば、断熱効果のあるカーテンを選ぶだけでも冷暖房費の節約になります。使う場所によっては防炎などの機能を備えたカーテンを考慮に入れると良いでしょう。洗濯できるかどうかなどのお手入れのしやすさも選ぶ時のポイントの一つですね。



    カーテンを選ぶ際に大事なのは部屋の用途です。誰がどんな用途で使う部屋なのかによって、オーダーカーテンの種類も変わってきます。「家族が集まるリビング」、「子供の寝る部屋」、「おじいちゃんの趣味の部屋」ではイメージするカーテンも全く違ってきますね。予め用途や使用する部屋の雰囲気を明確にしておきましょう。

  • オーダーカーテンの色の選び方

    カーテンの色は、オーダーカーテンを作る上で是非こだわりたいところです。色のイメージはその部屋に住む人の個性を象徴するとも言えますので、ゆっくりと吟味して選びましょう。それでは、どのような基準を持って色を選択すれば良いのでしょうか。

    まず、どのような雰囲気の部屋にするかイメージを整理しましょう。柔らかく、部屋を広く感じさせたいなら、白やアイボリーなど部屋の壁に近い色を選択するのがオススメです。カーテンの色合いが大きな窓をぼかすことによって、圧迫感を感じにくくしてくれます。 パッと目を引くインパクトを求めるならば、赤や青など、ビビッドなカラーを取り入れてみるのも素敵です。フロアマットやカーペットなどを優しい色合いで整えれば、カーテンの印象がいっそう引き立ちます。ストライプなど模様入りの生地を選べば、グッとモダンでオシャレな空間を演出できるでしょう。

    カーテンを使う頻度が高いのは夜なのか昼なのかという点でも色の選び方は変わってきます。無地の場合は素材によって印象が大きく違ってきますので、素材選びに重点を置くと良いでしょう。どのようなカーテンの色にすれば良いかが決まらない!という場合は、プロに相談してみてはいかがでしょうか。

  • 部屋を広く見せるオーダーカーテンの選び方

    折角オーダーカーテンをしつらえるなら、広々とした空間を演出したいものですよね。しかし、インテリアや間取りによっては空間が狭く感じられてしまい、思うようなコーディネートができないといった場面も多々あることのではないでしょうか。 限られた範囲の部屋をより広く感じさせたいのであれば、オーダーカーテンの選び方を一工夫しましょう。例えば壁を白で統一しているなら、オーダーカーテンもそれに合わせて大きな柄物は避けるようにすると、部屋の広さを演出しやすくなります。また、白色は空間を明るく見せる効果があるため、白い壁やカーテンは部屋を広く明るい印象にします。さらにカーテンを少し高い位置に設置すると、天井が高く感じられる効果が得られ、いっそう部屋を広く見せることができるでしょう。

  • 空間を美しく見せるオーダーカーテンの選び方

    オーダーカーテンは部屋の中で最も存在感のあるインテリアの一つです。どの色合いにするか、またどのような柄にするかによっても全く雰囲気が異なってくるため、カーテン選びには家具と同様の注意が必要になります。また、他のインテリアなどとの全体のバランスも重要で、これがミスマッチな場合は違和感のある空間となってしまいます。そうならないための、部屋の雰囲気に合わせたオーダーカーテンの選び方もあります。


    オーダーカーテン選びで大切なことは、家具との調和を図ることにあります。一目でアンバランスなことが分かる色合いを選んでしまうと、どうしてもカーテンとインテリア、それぞれが主張してしまう羽目になるため、結果として全体のバランスが崩れてしまいます。これを避けるためにも、フローリングや壁紙などでベースとなっているカラーを1つチョイス。それに合わせたオーダーカーテンを選んでいけば失敗することはないでしょう。


    オーダーカーテンは機能性に優れた特徴を持ち合わせる一方、空間を演出するインテリアの役割も兼ね備えています。しかし、設置面積が大きいために壁紙との合わせ方が非常に難しく、これがぶつかり合わないようにすることが素敵な部屋作りのポイントとなります。 特に柄物の壁紙を使用している場合は、オーダーカーテンにその柄の一部を取り入れるのも一つの手段ではありますが、主張の激しい大きな柄物を両方に取り入れると、部屋全体のバランスを崩す可能性が高いので避けたほうが無難です。では、シンプルなカーテンであれば何でも合うかというと、これはこれで照明や間取りにも左右されます。部屋全体の雰囲気を乱さない、相性のいいカーテンを選ぶことが重要になります。

    壁紙は部屋全体を占める存在ですが、実は床の素材によっても全体の印象はガラリと変わり、伴ってカーテンの選び方も変わってきます。例えばフローリングなのか、畳なのか、カーペットなのか。この違いだけでも雰囲気に合うオーダーカーテンの種類は違ってきますので、まずは壁紙と床の両方をチェックしてからオーダーカーテンの柄について検討するようにしましょう。 面積の大きいこれらの相性が合うことによって、空間が広く見えることもあれば狭く感じることもありますので、家具などを購入する前に、まずはベースとなる壁紙や床素材を重点的に選んでいくと、オーダーカーテンも絞り込んでいくことができます。このように、空間を美しく見せるためにもカーテンと壁紙・床との関係性を理解し、正しい製品を選ぶようにしたいものです。

  • マンションのオーダーカーテンの選び方

    マンションで、窓の開口部が大きく、イメージとサイズがぴったりのカーテンが見つからない…既製品のカーテンだと中々合うものがない…そんなことがよくあります。そんな時は、オーダーカーテンを利用するのも一つの手です。部屋のイメージが決まっているのであれば、既製品を探すよりも、効率よくカーテンを選ぶことができます。オーダーにしてしまえば、サイズを気にせず自分の思い通りのカーテンを手に入れられるでしょう。


    マンションリビングを華やかにしたい、部屋のイメージチェンジを図りたい、快適なリビングにしたい、などカーテンを選ぶ際には様々な希望が湧いてくるものです。生活スタイルやマンションの構造などによってカーテン選びが変わってくる部分もありますので、そのポイントについてご紹介しましょう。

    シェードの場合はシンプルなデザインが多く、機能性に優れていて実用的です。どのようなリビングにも適しているので、モダンなタイプをお好みの場合はこちらを選んで損はないでしょう。カーテンのように左右に開くのではなく上下に動かせるので、窓周りをすっきりと見せることができます。シルエットが直線的なシャープシェードであれば、モダンな印象に見せるも可能です。そのほかにも、プレーンシェード、ダブルシェード、バルーンシェードなどがあります。 また、デザインをこだわりたい、リビング全体のイメージをガラリと変えてしまいたいという方は、カーテンをおすすめします。スタイルとしても馴染みが深く、両開きでシンメトリーになり、窓の納まりが最も安定します。その安定が住む人に安心感を与え、くつろぎの空間を演出してくれます。また、カーテンには豊富な種類があり、シックなものからエレガントなものまで、リビングを彩るのに最適なインテリアといえるでしょう。


    マンションの立地や住んでいる階によっては選ぶカーテンの種類もまた違ってきます。例えば高層階にお住いの場合、そこから見える景色を優先的に考えて、それに相応しいカーテンを選ぶのが望ましいでしょう。また遮光タイプのものを選ぶことで、強い紫外線や日差しからも守ってくれます。また、マンションによっては高層階では防炎加工のカーテンを規約としているマンションもありますので、そちらもきちんと確認してください。 逆に低層階の場合、外からの視線を遮断できるカーテンをしつらえたいところ。その場合はミラーレースカーテンや厚手のレースカーテンが利用するのがよいでしょう。ミラーレースカーテンは太陽光を反射させる効果のある糸で織っていて、外から中が見えにくくなっている上、UV効果や遮熱効果などもあり、機能性を重視する方に多く選ばれています。ただし、夜間に部屋の電気をつけている場合は、レースカーテンのみで視覚を遮断するのは難しくなります。 他にも、意外と気になる話し声対策として、共有の廊下に面した窓に遮音カーテンもおすすめです。

  • オーダーカーテンのある生活

    大切な時間を過ごす空間を彩るアイテム、カーテン。カーテンをインテリアと上手くコーディネートして、自分の理想に叶った居心地の良い部屋にしたいですね。そんな部屋づくりを目指してオーダーカーテンを選ぶのもまた楽しみの一つになるでしょう。

オーダーカーテンについてのお役立ち情報

上質な眠りはオーダーカーテンのある寝室から

カーテンとラグマットの統一感

オーダーカーテンと壁紙との関係

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施工事例一覧