
カーテン選びは、色やデザインの好みだけで決めてしまうと、実際に部屋に吊ったときに「思っていた雰囲気と違う」というギャップが生まれがちです。
特に床色との相性を意識せずに選んだ場合、空間全体の統一感が崩れ、落ち着かない印象になってしまうことがあります。
本記事では、床の色を基準とした失敗しないカーテン選びの方法を、具体例とともにわかりやすく解説します。
床の色を軸にしたカーテンの色選びで、理想の空間に近づけましょう。
カーテンは「床の色」を基準に選ぶのが正解って本当?

床色からカーテンの色を選ぶアプローチは、失敗を防ぐ方法として有効です。
カーテン選びでは、好きな色やインテリアのテイストだけで判断してしまい、実際に吊ってみると「思っていた雰囲気と違う」という失敗が起こりがちです。
実際に、プロの設計者を対象としたサンクリドーの調査では、空間設計において「カーテン」を重要な要素として挙げた人は59.8%で、照明に次いで高い割合となっています。
さらに、過去の失敗として「選定した色や素材が空間全体と合わなかった」と回答した人は31.2%と多く、色選びの難しさがうかがえます。
(参考: 株式会社サンクリドーインテグレイト|【空間設計のプロ1,000人調査】要望が多いジャンルランキングTOP2は「照明」と「カーテン」!プロが語る施主のユニークな要望と、既製品にはないオーダーメイドの魅力とは?)
なお、以下の記事では部屋別・見せたい印象別のカーテンの色の選び方も解説しています。
気になる人は、あわせてチェックしてみてください。
カーテンの色の選び方|よくある失敗と部屋が一気に垢抜ける配色の考え方を解説
なぜカーテンは「床の色」を基準に選ぶとよい?

床は部屋の中で最も面積が大きく、視界に占める割合も大きいため、空間全体の色印象を決定する重要な要素です。
床色を基準にすることで、カーテンの色方向が自然と定まり、失敗しにくくなります。
床色は空間の印象を決める最も支配的な色だから
床は部屋全体の中で最も面積が大きく、視界に占める割合も高いため、空間の印象を決定づける支配的な要素になります。
家具やカーテンなど他のインテリアを選ぶ際も、床色との調和が取れているかどうかが、統一感のある空間づくりに直結します。
色選びで失敗が起こるのは、床や壁といった基調色との関係を意識せずに選んでしまうケースが多いためです。
カーテンの色を考えるときは、まず床色を基準に考えることで、全体の方向性が自然と整います。
床色を基準にすると色選びで迷わなくなるから
カーテンの色選びでは、候補が多く選択肢が広がりやすいため、迷いが生じやすい傾向があります。
床色を基準にすることで、合う色・合わない色の判断基準が明確になり、色選びがスムーズに進みます。
床色は空間のベースカラーに位置付けられるため、同系色でまとめるか、中間色でつなぐか、補色でアクセントをつけるかといった選択肢が整理され、カーテン候補を絞り込みやすくなります。
色相・明度・彩度の方向性が床色で決まるから
色の印象を決める要素には、色そのもの(色相)だけでなく、明るさ(明度)や鮮やかさ(彩度)があります。
床色を基準に考えることで、これらの方向性が自然に決まり、空間全体の統一感を保つことができます。
たとえば、明度の差が大きすぎるとカーテンだけが目立ちすぎてしまい、反対に彩度が強すぎる色を組み合わせると圧迫感が生じる場合があります。
色味の方向が揃っていない場合も、全体がちぐはぐな印象になりやすいです。
床色を基準にすることで明度・彩度の調整がしやすくなり、落ち着きのある仕上がりが実現できるでしょう。
床色にあわせたカーテン選びでよくある失敗

床色と合わないカーテンを選んでしまう原因は、多くが色方向のずれやトーン差の極端さです。
よくある失敗を知っておくと、避けるべきポイントが明確になり、色選びが格段に楽になります。
床とカーテンのトーン差が極端すぎる
床とカーテンの明度差が大きすぎると、視線の移動時に強いコントラストが生まれ、空間がちぐはぐに見えてしまいます。
特に、ダークブラウンの床に真っ白のカーテン、または逆に明るい床に非常に濃い色のカーテンを合わせると、窓だけが浮いてしまう印象になりがちです。
トーンを近づけるか、中間トーンを挟むことで、自然なつながりが生まれ、落ち着いた統一感のある空間に整います。
床の色味とカーテンの色味の方向がズレる
床に含まれる色味(黄み・赤み・青みなど)と、カーテンの色味の方向が一致していない場合、統一感の欠けた印象になりやすくなります。
例えば、黄みの強い床に青みの強いグレーを組み合わせると、色同士が反発し、違和感が出てしまうことがあります。
床の色味に合わせて、暖色系なら暖色系、寒色系なら寒色系と揃えることで、自然に馴染み、空間全体のバランスが整います。
壁・床・カーテンの色数が多すぎる
壁・床・カーテンの色数が増えると、視線の行き場が分散し、落ち着きのない空間に見えてしまいます。
特に床とカーテンの色が強く主張する場合は、家具や小物を含めて色数を絞ることが重要です。
インテリアの基本として「ベース70%・メイン25%・アクセント5%」の配分を意識し、カーテンをメインカラーとして扱うことで、全体の調和が取りやすくなります。
色選びに不安がある場合は、既成品ではなく空間全体の色バランスを見ながら生地を選べるオーダーメイドカーテンもおすすめです。
専門スタッフの提案を受けながら決められるため、色の組み合わせによる失敗を防ぎやすく、理想の仕上がりに近づけられます。
床の色別|相性のよいカーテンの選び方

床の色によって、合わせやすいカーテンの色は異なります。
同じ色でもトーン差や色味の方向を揃えるかどうかで印象が大きく変わります。ここでは床の色別に、失敗しない色の選び方を解説します。
ホワイト系・ライトベージュ系の床
ホワイト系やライトベージュ系の床は明るく開放感のある空間をつくりやすく、合わせるカーテンの色によって雰囲気が自由に変えられる万能タイプです。
近いトーンの色を選ぶと自然に馴染み、空間全体が整って見えます。
逆に濃い色を選ぶとコントラストが強すぎて重く感じることがあるため、色の明るさのバランスを意識することが大切です。
【相性のよいカーテン色の例】
- ベージュ・アイボリー:柔らかく優しい印象
- ライトグレー:明るさを保ちながら上品に
- ペールトーン(淡いブルー・グリーン):爽やかさをプラス
ミディアムブラウン系の床
ミディアムブラウンの床は温かみがあり、ナチュラルにも落ち着いた空間にも合わせやすい色味です。
床の色よりやや明るいトーンのカーテンを選ぶと重さを感じず、自然なまとまりが生まれます。
アクセントとして寒色を加えると、メリハリのある印象になります。
【相性のよいカーテン色の例】
- ベージュ・キャメル:木の質感と調和して自然に馴染む
- ライトグレー:軽やかで落ち着いたバランスに
- ブルー・グリーン系:引き締め効果と爽やかさをプラス
ダークブラウン系の床
ダークブラウンの床は重厚感が強く、カーテンによって空間の印象が大きく変わる色味です。
明るいトーンを合わせると抜け感が生まれ、重たさを和らげられます。
フィット感を重視する場合は落ち着いた色味を選ぶと、全体が品良く引き締まります。
【相性のよいカーテン色の例】
- アイボリー・ホワイト:軽さを加え、広く見せたい場合に最適
- グレー系:ホテルライクで洗練された印象
- ネイビー・チャコール:高級感のある大人の雰囲気
グレー系フローリング
グレー系の床は近年人気が高く、モダンさやシンプルさを活かしやすい床色です。
ニュートラルカラーでまとめると統一感が生まれ、アクセントカラーを加えると個性ある空間に仕上がります。
冷たい印象に寄りすぎないよう、素材感や明度の調整がポイントになります。
【相性のよいカーテン色の例】
- ホワイト・アイボリー:柔らかく優しいコントラストに
- ライトグレー:スタイリッシュにまとまる
- ブルー・グリーン系:爽やかで自然なアクセント
黄み・赤みの強い床
黄みや赤みが強い床は木の存在感がしっかり出るため、同系色でまとめると自然に馴染みます。
中立色を挟むと色の主張を和らげ、バランスの良い空間になります。
反対色としてグリーン系を加えると、メリハリのある印象に変化します。
【相性のよいカーテン色の例】
- ベージュ・ブラウン:統一感が出て自然にまとまる
- グレー:癖のある床色を落ち着かせたいときに最適
- グリーン:補色効果でアクセントが引き立つ
床色 × カーテン色|基本の考え方

床とカーテンの相性は、色の距離感や明度・彩度の組み合わせで決まります。
基本的なルールを理解しておくと、空間に調和を持たせたり、アクセントをつくる配色が簡単に実現できます。
同系色でまとめると統一感がでる
床とカーテンを同系色でまとめると、空間全体に自然なつながりが生まれ、統一感のある仕上がりになります。
同系色は色相環で近い位置にある色同士の組み合わせで、視覚的な違和感が出にくく、落ち着いた印象を作りやすいのが特徴です。
特に木目の床に対して、ベージュ・ブラウン・グレーなどの中間色でまとめると空間にまとまりが生まれます。
反対に、床とカーテンの色差が大きすぎるとカーテンだけが浮いて見えやすく、空間の一体感が損なわれる場合があります。
同系色で揃えることは、最も失敗の少ない基本的な選び方のひとつです。
中立色を挟むと失敗しにくい
床とカーテンの色方向が異なる場合は、間に中立色を挟むことでバランスを整える方法が有効です。
中立色とは、白・黒・グレー・ベージュなどのニュートラルカラーで、どの色とも相性が良く、緩衝材として空間をまとめる役割を持ちます。
床とカーテンを直接組み合わせたときにトーン差が大きいと、視覚的な違和感や圧迫感が生まれることがあります。
中立色を挟むことで、色同士の距離を和らげ、自然に馴染ませることができます。
中立色を活用することで、こうした視覚的なズレも軽減され、失敗を防ぎやすくなります。
アクセントカラーは「床色の補色」から選ぶ
空間にメリハリをつけたい場合は、床色の補色からアクセントカラーを選ぶ方法が効果的です。
補色とは色相環で反対側に位置する色で、組み合わせることで互いの色を引き立て、印象的なコーディネートを作ることができます。
ただし補色の組み合わせはコントラストが強いため、カーテンよりもクッションやラグなど小物で取り入れると扱いやすく、全体のバランスを崩さずにアクセントを加えられます。
アクセントの入れ方を誤ると、空間が騒がしく見えてしまうため、床色との関係性を意識しながら使い方を調整することが重要です。
サンクリドーの調査でも、「他のアイテムとのトータルコーディネート提案」が39.4%と重視されており、全体の調和を考えた配色が満足度につながることがわかります。
床の色にあわせたカーテンの選び方でよくある質問・Q&A

実際に多い質問を基に、床色別のおすすめカラーを整理しました。
迷いやすい色の組み合わせを具体例で理解することで、自分の部屋に合うカーテン色がイメージしやすくなります。
明るい床に合うカーテンの色は?
ホワイト系やライトベージュなど明るい床には、同系色の淡いカラーを合わせるとやわらかな統一感が生まれます。
特にアイボリー、ライトグレー、ベージュなどの中立色は失敗しにくく、どんな家具とも馴染みます。
空間にアクセントがほしい場合は、くすみブルーやグリーンなどの落ち着いた寒色系を加えると、爽やかで広がりのある印象になります。
【おすすめの色】
- ベース色:アイボリー/ライトグレー/ベージュ
- アクセント色:くすみブルー/くすみグリーン
ダークブラウンの床に合うカーテンの色は?
ダークブラウンの床には、同じく深みのある色や柔らかい中間トーンのカラーがよく合います。
濃い色同士を合わせると落ち着いた重厚感が生まれ、ホテルライクな印象にまとまります。
メリハリをつけたい場合は、ライトグレーやアイボリーなどの明るい色を選ぶと、視線が上方向に抜けやすくなり、バランスの取れた空間に仕上がります。
【おすすめの色】
- 統一感のある色:ダークグレー/ブラウン/カーキ
- 明るさを追加する色:アイボリー/ライトグレー
グレーの床に合うカーテンの色は?
グレーの床は中立色のため、幅広い色と組み合わせやすい特徴があります。
無彩色のホワイトやチャコールグレーでまとめると、洗練された都会的な雰囲気になります。
アクセントを加えたい場合は、ネイビーやモスグリーンなど深みのある寒色のカーテンを取り入れると、落ち着きのある空間に仕上がります。
木目調家具との相性も良く、大人っぽいインテリアに向いています。
【おすすめの色】
- ベース色:ホワイト/グレー/チャコールグレー
- アクセント色:ネイビー/モスグリーン
床色に合わせたカーテン選びで、理想の空間を完成させよう

カーテンを床色に合わせて選ぶことで、空間に自然なまとまりと心地よさが生まれます。
床は部屋の中で最も広い面積を占めるため、ここを基準に色を決めると、家具や壁、照明とのバランスが取りやすくなり、統一感のあるインテリアに仕上がります。
色選びで迷わないためにも、まずは床の色を起点とし、中立色を挟みながらアクセントカラーを加えるという手順が有効です。
シンプルな考え方を押さえるだけで、空間づくりの満足度は大きく変わります。
さらにワンランク上の仕上がりを求めるなら、プロによる提案を活用する選択肢もあります。
サンクリドーでは、お部屋のイメージやライフスタイルを踏まえた生地選びから、熟練技術による縫製、10年無料のアフターメンテナンスまで一貫してサポートしています。
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