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著者:株式会社 サンクリドーインテグレイト
カーテンの色の選び方|よくある失敗と部屋が一気に垢抜ける配色の考え方を解説

カーテンは部屋の中で視界に入る面積が広く、壁や床と並んで空間全体の印象を左右する重要な要素です。
選ぶ色によって明るさ・広さの見え方が変わるだけでなく、リラックス・集中といった心理的な効果にも影響します。

この記事では、カーテンの色選びでよくある失敗例と原因、選び方の基準、迷ったときに役立つ基本ルールを整理し、納得してカーテンを選ぶためのポイントを解説します。

部屋に合う色の見極め方を知ることで、理想の空間に近づけるカーテン選びができるようになるでしょう。

カーテンの色選びが大事な理由

カーテンは部屋の中でも面積が大きく、壁や床と並ぶ空間の基調色になる重要な存在です。
色によって部屋の明るさや奥行きが変わり、心理的な印象にも大きく影響します。
まずは、なぜ色選びが空間づくりの鍵になるのかを解説します。

部屋の印象を大きく左右する要素であるため

カーテンは部屋の中で視界に入る面積が大きく、色や素材によって空間の雰囲気を大きく変える要素です。
壁紙や家具よりも視線の近くにあるため、色の印象がそのまま部屋全体のイメージに直結します。

落ち着いた色を選ぶと穏やかな空間になり、華やかな色を選ぶと雰囲気が明るく見えます。
このように、カーテンは部屋の印象を形づくる重要なパーツとして考えられています。

面積が大きく、壁・床と並ぶベースカラーになるため

カーテンは窓の大きさに合わせて設置されるため、家具よりも幅や高さがあり、空間の「大きな色面」を形成します。
そのため、壁・床と同じくベースカラーとして扱われ、部屋のトーンづくりに大きな影響を与えます。

ベースカラーが整うと空間に統一感が生まれますが、反対にカーテンだけ色がズレていると全体のバランスが崩れてしまいます。
色を選ぶ際は、壁・床との相性を確認しながら決めることが大切です。

色によって広さ・明るさ・心理効果が変わるため

色は視覚的な効果だけでなく、心理的な印象にも影響を与えます。
明るい色は部屋を広く見せ、自然光を反射して室内を明るく感じさせます。
反対に濃い色は空間を引き締めて落ち着いた雰囲気をつくります。

また、ブルーは集中しやすい、グリーンはリラックスできるなど、色ごとに異なる心理効果があります。
部屋の用途に合わせて色を選ぶことで、より快適な空間づくりにつながります。

カーテンの色選びでよくある失敗

カーテンは選ぶ色により、 良くも悪くも 空間全体の印象を大きく左右します。
そのため、色が浮く・暗く見える・素材感が合わないなどの失敗が起こりがちです。
ここでは実際に多い失敗例と、その原因・解決策を具体的に解説します。

1. 色が浮いてしまう

カーテンの色が部屋に馴染まないのは、空間全体の色バランスを把握できていない場合に起きやすい失敗です。

特に壁・床・家具とのトーン差が大きいと、カーテンだけが主張しすぎてしまいます。
色選びの段階で、空間のベースカラー・メインカラーとの関係を整理しておくことで、浮いて見えるリスクを減らせます。

失敗の原因

色が浮いて見える原因の多くは、部屋全体の色配分との不一致です。
壁・床・家具といった基調色とカーテンのトーン(明度・彩度)が合っていない場合、部分的にだけ強い色が目立ち、違和感につながります。

また、色相環で遠い色同士を組み合わせたり、部屋の色数が多くなりすぎても統一感が失われます。
自然光が入る部屋では、光の反射によって色が明るく見えることも、浮いてしまう要因となります。

解決策

まず、壁・床・大型家具の色に近い同系色の中から選ぶと統一感が出やすくなります。
色相環を参考に、隣り合う色を組み合わせる「アナログ配色」もおすすめです。

また、部屋の色数は「3色以内」を目安にするとバランスがとれ、カーテンだけが浮くことを防げます。
可能であれば生地サンプルを取り寄せ、自然光と照明の両方で色を確認しておくと失敗が少なくなります。

2. 柄物×柄物でごちゃついてしまう

柄の大きさや方向性が揃っていない場合、視覚情報が増えて空間が騒がしく見えてしまいます。

部屋の中で柄を使う場所を絞ることが重要で、特にカーテンのように面積が大きいアイテムは柄の扱いに注意が必要です。
柄の主役を1つに決め、他の要素は無地で整えるとバランスが取りやすくなります。

失敗の原因

柄のカーテンと柄の壁紙・ラグ・家具を同時に使うと、視覚情報が多くなり、統一感を失いやすくなります。
特に「大柄×大柄」「細かい柄が散らばった空間」に重ねると、カーテンの柄が主張しすぎて空間に落ち着きがなくなります。

また、柄のテイストが異なる(北欧風 × アジアン風など)場合、スタイルの不一致が強調され、まとまりに欠ける印象につながります。

解決策

柄物を取り入れる場合は、「柄を使うアイテムは一つだけ」に絞るのが基本です。
柄が多い部屋ではカーテンを無地にすることで空間を整えられます。

柄カーテンを主役にしたい場合は、壁紙・ラグ・ベッドリネンを無地の同系色で統一し、柄の色をアクセントとして小物に取り入れるとバランスがとれます。
また、大柄・小柄のどちらを選ぶかは部屋の広さに合わせることも大切です。

3. 昼・夜で色の見え方が変わってしまう

自然光・照明による光源の違いで、同じ生地でも明度や彩度の印象が変化します。
特に日中は外光の影響を強く受け、夜は照明の色温度に左右されるため、時間帯によって別の色に見えてしまうことがあります。

色を選ぶ際は、できる限り複数の光環境で確認することが大切です。

失敗の原因

カーテンの色は、光の種類や量によって大きく印象が変わります。
昼は自然光が入るため色が明るく見えますが、夜は照明の色味(電球色・昼白色・昼光色)によって黄みや青みが強く出ることがあります。

また、布の素材や厚み、光沢の有無によっても色の反射が変わるため、同じ色でも部屋の環境によって見え方が安定しないケースがよくあります。

解決策

明るい時間帯と夜間、両方で生地サンプルの色を確認することが最も確実です。
照明が電球色の場合は暖色寄りに、昼白色なら中間色、昼光色なら青みが強く見えるため、自宅の照明環境を踏まえて色を判断します。

素材に光沢があると反射で色が変わりやすいので、色の安定性を重視するならマット素材を選ぶとよいでしょう。

4. 微妙な色差が出てしまう

生地の質感や織りによって光の反射が異なるため、同じ色でも実際に吊るしたときにわずかな差が出ることがあります。

また、壁・床の色の影響を受けて見え方が変化するケースもあります。
小さなサンプルでは判断が難しいため、実際の空間でどのように見えるかを想定する視点が必要です。

失敗の原因

カーテンは面積が大きく、光の当たり方も均一ではないため、思っていた色味との差が出やすいアイテムです。
特に既製品では選べる色の幅が限られ、壁紙・床材・家具との微妙なトーン差が修正できないことが原因になります。

また、サンプル帳で見た小さな生地と、実際に吊ったときの大きな面積では印象が変わるため、色のズレを感じるケースが多くあります。

解決策

色の精度を重視する場合は、できる限り大きめの生地サンプルで確認することが重要です。
部屋の壁・床・家具に近い位置でサンプルを当て、自然光と照明の両方でチェックするとトーン差を見極めやすくなります。

実際、 サンクリドーのプレスリリースが実施したアンケート調査ではプロの空間設計者の49.7%が「色や素材の選択」でオーダーメイドの利点を感じているという結果も出ています。
(参考: 株式会社サンクリドーインテグレイト|【空間設計のプロ1,000人調査】要望が多いジャンルランキングTOP2は「照明」と「カーテン」!プロが語る施主のユニークな要望と、既製品にはないオーダーメイドの魅力とは?

5. 部屋の用途に合わない色を選んでしまう

色には心理的な作用があるため、用途に合わない色を選ぶと居心地に影響が出てしまいます。
たとえば、刺激の強い色は寝室に不向きで、暗すぎる色はリビングの開放感を損なう場合があります。

空間の目的を明確にし、「どう過ごしたいか」を軸に色の方向性を決めることが重要です。

失敗の原因

色には心理的な効果があり、用途に合わない色を選ぶと過ごしにくさにつながります。
たとえば、寝室に強い原色やコントラストの強い色を選ぶと落ち着かず、リビングに暗い色を選ぶと重たい雰囲気になりがちです。

また、見た目の好みだけで選び、採光や生活動線と合わない色にしてしまうこともよくある失敗のひとつです。

解決策

用途に合わせて色の心理効果を活用すると失敗を防げます。

また、サンクリドーのアンケート調査でも「施主の要望を叶えるために重要な要素」として、空間全体のコーディネートを重視する声が39.4%と多く、用途に合わせたトータル設計が結果的に満足度につながっていることがわかります。

部屋の目的を明確にし、必要な色の方向性を決めてから生地選びをすることが効果的です。

カーテンの色の選び方

色選びで迷ったときは、部屋の用途や見せたい印象から逆算して考えると失敗しません。
リビング・寝室などの「部屋別」、明るさや落ち着きなどの「印象別」に整理すると、自分の空間に合う色が見えてきます。
ここでは、基準ごとに選び方を紹介します。

部屋別に選ぶ

部屋ごとに役割や過ごし方が異なるため、カーテンの色も「どんな時間を過ごしたいか」に合わせて考えると選びやすくなります。
例えば、落ち着きたい場所と活動的に過ごしたい場所では、適した色の傾向が変わります。

なお、以下の記事では床の色に合わせたカーテンの色の選び方を詳しく解説しています。
気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

床の色に合わせたカーテンの選び方|失敗しない色合わせの基本を解説

リビングに合う色

リビングは家族が自然と集まり、来客の目にも触れる中心的な空間です。
居心地のよさと、空間全体のまとまりを両立させる色が向いています。

【相性のよい色の例】

  • ベージュ・アイボリー:家具や床の色になじみやすく、柔らかく明るい雰囲気にまとまります。
  • ライトグレー:すっきりとした印象で、シンプル・北欧・モダンなど幅広いテイストに合います。
  • 淡いグリーン・ブルー:自然光にやわらかく反射し、爽やかさと落ち着きを両立できます。

部屋全体と調和しやすい「中間色」をベースに、アクセントカラーはクッションやラグで補うとバランスを取りやすくなります。

寝室に合う色

寝室は心身を休めるための空間なので、刺激が少なく落ち着きやすい色が向いています。
彩度を抑えた色を選ぶと、長く使っても飽きにくく、寝る前に気持ちが整いやすくなります。

【相性のよい色の例】

  • ブルー・グリーンの落ち着いた色:気持ちを静め、眠りにつきやすい環境をつくります。
  • ベージュ・ブラウン・グレーなどの中間色:包まれるような安心感が生まれ、リラックスしやすくなります。
  • ネイビーなどの濃色:光を抑えたい場合に役立ち、ホテルのような落ち着いた印象になります。

「落ち着けるかどうか」を軸に選ぶと失敗しにくい空間になります。

子供部屋に合う色

子供部屋は成長に合わせて用途が変化するため、年齢に応じて色の方向性を考えると使いやすさが続きます。

【相性のよい色の例】

  • パステルカラー(ライトブルー、ミント、ピンクなど):楽しく柔らかい雰囲気になり、幼児〜小学生に向いています。
  • シンプルな無地×柄レース:ドレープは長く使える落ち着いた色にして、レースで遊び心を出せます。
  • 高学年以降は落ち着いた中間色:勉強時間が増える時期には、ブルーやグリーン、ベージュ系の相性が良好です。

子どもの「好き」を尊重しつつ、将来的な模様替えも見据えてトーンを調整すると長く使える空間になります。

和室に合う色

和室は畳・木材など自然素材の色が多いため、その雰囲気に調和する落ち着いた色が選ばれやすい傾向があります。

【相性のよい色の例】

  • ベージュ・生成り・淡いグリーン:畳や障子と自然になじみ、統一感のある空間になります。
  • ブラウン・モスグリーンなどの深い色:濃色の柱や梁との相性が良く、和モダンな印象にまとまります。
  • くすみ系の日本の伝統色に近い色:空間に深みが出て大人っぽい印象になります。

空間の「和を残すか」「モダンに寄せるか」で色の方向性が変わり、仕上がりの雰囲気が大きく変わります。

書斎・ワークスペースに合う色

書斎やワークスペースは、仕事や勉強に集中したい場所です。
落ち着きや視認性を高める色が使われやすく、オンライン会議の背景にもなじむことがポイントになります。

【相性のよい色の例】

  • ブルー・グリーン系:気持ちを整え、集中力をサポートします。
  • ベージュ・ライトグレー:長時間見ても疲れにくく、背景にも馴染みやすい色です。
  • ダークグレー・ネイビー:空間を引き締め、落ち着いた雰囲気をつくれます。

「作業に集中できるか」「背景として見せても違和感がないか」を基準に選ぶと整った空間になります。

見せたい印象・悩みから選ぶ

カーテンは面積が大きいため、色次第で「広く見える」「落ち着く」「明るくなる」など、空間の印象が大きく変わります。
部屋別だけでなく、悩みや目的を起点に決めると、理想の雰囲気に近づけやすくなります。

部屋を広く・明るく見せたい

広く明るい印象を作りたい場合は、光をやわらかく反射し、壁や床と自然になじむ色が効果的です。

【おすすめの色の方向性】

  • ホワイト・アイボリー:圧迫感が出にくく、光を取り込みやすい
  • ライトグレー:空間に奥行きを感じさせる
  • 淡いベージュ:温かみを保ちながら明るさもキープ

白い壁と近い色を選ぶと境界線がぼやけ、視覚的に奥行きが生まれます。
家具の色が濃い場合は、薄い中間色を選ぶことで全体が軽く見えます。

落ち着いた空間にしたい

リラックス感を求める空間では、彩度を抑えた穏やかな色が向いています。
目に刺激が少なく、長時間いても疲れにくい雰囲気をつくれます。

【おすすめの色の方向性】

  • グレー・ベージュ・ブラウン:視界に馴染みやすく安心感がある
  • 深めのブルー・グリーン:心を静める効果が期待できる

照明が暖色の場合、くすみ系の色を合わせると全体がまとまりやすく、落ち着きがより出ます。

集中・作業に適した空間にしたい

仕事や勉強をする場所では、視界が騒がしくならない色や、気持ちを整えやすい色が適しています。

【おすすめの色の方向性】

  • ブルー系:落ち着きと集中を高めやすい
  • グリーン系:目が疲れにくく、自然な安定感がある
  • ライトグレー:背景として馴染みやすく、作業の邪魔にならない

作業机周りが明るい木目ならグレー系を合わせると視界が整い、メリハリが出ます。
オンライン会議がある場合は、背景としても浮きにくい色を選ぶと安心です。

部屋に温かみ・活気を出したい

元気な印象や親しみやすい雰囲気をつくりたいときは、暖かみのある色が効果的です。
ただし色が強すぎるとカーテンだけが主張してしまうため、彩度を少し下げたトーンが扱いやすくなります。

【おすすめの色の方向性】

  • ベージュ・キャメル:自然な温かみ
  • イエロー系(淡色):部屋が明るく見える
  • オレンジ系(くすみトーン):活気を出しつつ派手になりすぎない

差し色が多い部屋では、同じ暖色でも彩度を抑えた色を選ぶとバランスが取りやすくなります。

可愛くて柔らかい空間にしたい

優しくて柔らかい雰囲気にしたい場合は、丸みや明るさを感じる色が向いています。
空間の印象を和らげ、優しいイメージをつくるのに役立ちます。

【おすすめの色の方向性】

  • ピンク(淡色):やわらかく華やかな印象
  • ラベンダー・ライトパープル:大人っぽさと可愛さを両立
  • ミント・ライトブルー:爽やかで軽やかな印象

家具がナチュラルな木目の場合、柔らかい色を合わせると全体が自然にまとまります。

迷ったときに役立つカーテンの色選びの基本ルール

部屋に合う色が定まりにくいと感じたら、配色バランスや色相環、トーンなど 色選びの基本ルール を活用するのがおすすめです。
普遍的な基準を使えば、どんな部屋でも統一感が生まれ、失敗しない選び方ができます。
ポイントを整理します。

部屋の色配分を意識してバランスを整える

部屋は「壁・床・天井・家具・カーテン」の色が重なって見えるため、色配分を意識すると全体が整いやすくなります。
比率のバランスがとれていると、カーテンをどの色にしても浮きにくくなります。

【色配分の考え方の目安】

  • ベースカラー(壁・床など):70%前後
  • メインカラー(大型家具など):25%前後
  • アクセントカラー(小物など):5%前後

カーテンは部屋の面積に対して占める割合が大きいため、メインカラー側に入りやすい存在です。
ベースカラーとなじむ色を選ぶと調和しやすく、アクセントを入れたい場合は彩度を調整するとバランスがとれます。

色相環を使って色の相性を判断する

複数の色を組み合わせるときは、色相環を参考にすると相性が判断しやすくなります。
近い位置の色は調和し、反対の位置の色は強いコントラストが生まれるため、部屋の雰囲気をコントロールしやすくなります。

【組み合わせの基本的な考え方】

  • 類似色(隣り合う色):統一感が出やすい
  • 補色(向かい合う色):メリハリやアクセントをつくれる
  • 中間色を挟む:派手になりそうなときに全体を整える

強いコントラストはアクセント向き、類似色は落ち着き向きなど、目的に合わせて色の距離感を調整すると選びやすくなります。

トーン(明度・彩度)を合わせて統一感を出す

同じ色でも、明るさや鮮やかさが異なると、カーテンだけが強調されてしまい、部屋全体の雰囲気から浮いて見えることがあります。
統一感を出したい場合は、色そのものよりも、明度や彩度といったトーンをそろえることが重要です。

壁や床と近い明るさにまとめると境界が自然につながり、彩度を抑えると全体に落ち着きが生まれます。
また、淡い色やくすみ系などトーンの方向性を統一すると、部屋全体にまとまりが出て、視覚的に心地よい空間になります。

柄物やアクセントを使う場合、原則「色数3以内」にする

カーテンを含めた室内の色数が多すぎると、視線の行き場が散らかり、空間が落ち着かなくなります。
柄物を使う場合でも、色数を抑えることで全体が調和しやすくなります。

ベースとなる色、メインとなる色、アクセントとなる色の三つに絞るとまとまりが生まれ、柄が入っていても部屋の雰囲気を損ないにくくなります。

特に柄が大きい場合は、柄の中に使われている色を他のインテリアに取り入れると、自然につながりが生まれます。色数を絞るほど視覚的な負担が少なくなり、上品な印象が保ちやすくなります。

自然光・照明で色の見え方が変わることを理解する

カーテンは光を通す量や反射の仕方によって、時間帯で色の印象が大きく変わります。

日中は自然光の入り方や方角によって明るさが変化し、夜になると照明の種類や光の色でトーンが変わります。
電球色だと暖かみが増し、昼白色だと白っぽく感じるなど、光源による違いが生じやすい点にも注意が必要です。

また、レースカーテン越しの光がドレープ全体の色に影響することもあります。
実際の生活環境と異なる明るさで選んでしまうと仕上がりの印象にズレが生まれやすいため、可能であればサンプルを窓際に当て、昼と夜の両方で色味を確認すると失敗が減ります。

カーテン色選びに関するよくある質問・Q&A

白い壁に合う色や狭い部屋を広く見せる工夫など、カーテンの色選びには多くの疑問がつきものです。
ここでは実際に相談の多い質問を取り上げ、具体的な選び方を分かりやすく解説します。
迷いやすいポイントをまとめて確認しましょう。

白い壁に合うカーテンは?

白い壁はどんな色とも合わせやすく、カーテン選びの自由度が高いのが特徴です。
ナチュラルな雰囲気にしたい場合はベージュやアイボリーがなじみやすく、落ち着いた部屋にしたい場合はグレーやブラウンが相性のよい色になります。

アクセントを付けたいときはブルーやグリーンなどの有彩色を取り入れると、白い壁が背景になり色がきれいに映えます。
白を基調とした空間では、トーンの選び方が印象を大きく変えるため、明度の高い色に寄せると自然につながりやすくなります。

狭い部屋にはどんな色がいい?

狭い部屋を広く見せたい場合は、明るく淡い色を選ぶと圧迫感が軽減されます。
白・アイボリー・ライトグレー・くすみ系の淡色などは、光を取り込みやすく部屋を明るく見せる効果があります。

反対に、濃い色や彩度の高い色は壁の存在感を強め、視界を狭めて見えることがあります。
カーテンを壁に近い明度にすることで境界が曖昧になり、空間全体がすっきりとした印象になります。

グレーのソファに合わせるなら何色?

グレーのソファは中間色のため、さまざまな色と調和しやすいのが特徴です。
落ち着いた雰囲気を保ちたい場合は、同じく低彩度のグレー系やベージュ系のカーテンが自然になじみます。

洗練された印象にしたいときは、ネイビーやチャコールなど濃いトーンを組み合わせると空間が引き締まります。
柔らかさを加えたい場合は淡いピンクやグリーンなどのやさしい色が取り入れやすく、部屋にほどよいアクセントが生まれます。

2色使い(ドレープ+レース)の色の組み合わせは?

ドレープとレースの2色使いは、組み合わせ方によって印象が大きく変わります。
失敗しにくい選び方として、レースは白やアイボリーなどの淡色にし、ドレープで部屋の雰囲気に合わせた色を選ぶ方法がおすすめです。

レースを明るい色にすると光の入り方が自然になり、その上に重なるドレープの色もきれいに見えます。

また、ドレープを壁や床の色に近づけると統一感が出て、アクセントを付けたい場合はドレープの色をワンポイントとして扱うとバランスがとれます。

理想の仕上がりに近づく色のカーテンを選ぼう

カーテンの色は部屋の印象を大きく左右するため、少しの色差や光の当たり方によって仕上がりが変わることがあります。

用途や見せたい印象から色を選び、壁・床とのトーンをそろえることで、自然と統一感のある空間に近づきます。
実際の光環境でサンプルを確認するなど、選ぶ手順を丁寧に踏むことが失敗を防ぐポイントです。

さらにワンランク上の仕上がりを求めるなら、プロによる提案を活用する選択肢もあります。
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